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暗闇の中を旅するダイアログ・イン・ザ・ダーク

前回の続きです。



その時、

Y子とオトトは
真っ暗な中におりました。





Y子とオトトが来てるのは

まったく視覚のない世界を体験する
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」


というイベントスペース


暗闇の中で色々な体験をするのですが、
それを案内してくれるのが

「暗闇世界の達人」と言われる視覚障害の方
今回はハナさん(仮名)


220202_02.jpg


白杖を鉛筆の様に持って、
さあ出発!

暗闇の中で


芝生の原を歩き、
枯れ葉の上を散策し、
橋を渡り、
電車に乗り、
縁側に座ってみる。


これを目が見えない状態で体験する。
(内容はシーズンによって変わります)




何が頼りかって、

220202_03.jpg



220202_04.jpg



足裏の感覚がすごく鋭敏になります。

今、つるつるの所を歩いてるのか
固いガタガタの上を歩いてるのか。。。



あと、白杖が頼り!


いきなり停電になった時に、
暗闇で両手で壁を探すように、

白杖で「きっかけ」や「障害物」を
キャッチしないと怖くて歩けないの!





それと心底大事に思ったのが
「チームワーク」


その日たまたま集まった数人が
ハナさんの手引の元、
声を掛け合って、この旅を乗り越える。


「あ!足元がフカフカになった!」
「坂が始まった!気をつけて!」
「左手に手すり発見!みんなつかまるといいよ!」



初めて会った同士なのに、
見つけた手印(目印?)を伝え合う。
見渡せば暗闇。
相手を思いやってついつい伝え合う。

たった90分の旅なのに、
旅が終わる頃には、
「暗闇を生き抜いた同志」になっている。



ハナさんは我々の「道標」だ!
ハナさんがいないと一歩も動けない!


体験が終わって光の中でハナさんを見た時、
あんなに大きな存在だったのが
こんなか細い女の子だったと気づく。


心から「ありがとう」の感情がわいてくる。


220202_06.jpg

ダイアログ・イン・ザ・ダークが世界中で話題なのは、

視覚の無い世界を体験する事と、
このお互いを思いやる仲間意識を感じる場として

絶対必要だからじゃないだろうか。と思った。


そういえば、暗闇の中でY子は

自然と目をつぶって
上を見上げて歩いていたな。



220202_05.jpg

今はオミクロンでアレだけど、
落ち着いたら是非みなさんにも
体験して欲しい、そんなイベントです。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク


お子さんとお友達とご家族と〜!!!






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コメント
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No title

2月です!書き込みに参りました(笑)。

伯父さんが視覚障害者で光も分からない状態でした。
自分が物心ついた時からそうだったから変に意識とかしてなかったですが、手を握って一緒に歩いてた時に「時計でいう何時方向と言うと凄く分かり易いんだよー」と言ってたのを思い出しました。

あと、タクシーとか車に乗り込む際も天井の位置に頭ぶつけないよう手を置いてクッション代わりにしてました。

自分の優しさは伯父さんのおかげで培われました!

2022-02-03 02:07 │ from いわくら │ URL

No title

私の飲み友達に
視覚障碍者の方がいます。
一緒に飲んでると
なかなかおもしろいんです。
見えないのに私よりも
魚を食べるのが上手だったりするんですよ
外に今、なかなか出られないみたいで
会ってないんですよね~
その友達が言ってたのは
何かお手伝いする事ありますか?と
声をかけて欲しいと。
できる範囲でいいからって。


2022-02-03 10:58 │ from クーコ │ URL │

No title

映像制作者として目の見えない人に色を伝え
耳の聞こえない人に音を伝えるような作品を作りたいと心がけて仕事をしておりますが
実際暗闇の中に音の無い所に放り込まれたら恐怖しかないでしょう
ブラインドサッカーというのを何度か取材させていただきましたが、音の鳴るサッカーボールを蹴り合います。
子どもたちが参加して楽しそうでしたがあの子どもたちは思いやりのある人間に育つと思います

2022-02-03 23:58 │ from 朔太郎と豆兄弟 │ URL編集

No title

毎朝、職場に向かう途中で会う車椅子の方がいます。
毎日坂を登っていかれるので「押して差し上げようかな」と思って車椅子をよくみたら後ろから押すようにはなっていませんでした。だから毎朝ただ「がんばれ、がんばれ」と思って見ています。

2022-02-06 10:48 │ from Corvallis │ URL │

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